長く健康な歯を守るために「人生100年時代の歯科ケア」
2024年10月24日
「人生100年時代」と聞くと高齢者向けの医療を想像するかもしれませんが、歯科ではそれだけに限りません。実際、診療室に100歳近い患者が頻繁に来ることはまだ少ないものの、今後は長寿命の人々に対して、100年以上続く歯のケアが必要になります。
2007年生まれの子どもの半数が107歳まで生きると予測されており、歯科医療もすでに「人生100年時代」に対応した継続的なケアが求められています。
【歯の健康を守るためには?】
歯を失う主な原因は、虫歯や歯周病です。これらは一度進行すると、自然に治ることがない不可逆的な疾患で、放置すると組織破壊が進行してしまいます。だからこそ、早めに発見し、進行を食い止めることが大切です。このため、定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンスでは、口の中の写真やエックス線写真などを定期的に撮影し、時間の経過とともに口内の状態を把握することが重要です。また、歯を残すためには、インプラントや義歯(入れ歯)の管理も欠かせません。
【生涯にわたる歯のケア】
今や、虫歯や歯周病のメンテナンスに関してはノウハウが確立され、臨床データからその効果も確認されています。さらに、日本人の口の中の状況は改善しつつあり、歯の機能をしっかり保つことにも注目が集まっています。口の機能が低下すると、食べることや話すことなど、日常生活に大きな影響を与えるため、これを維持することが歯の健康と生活の質(QOL)に直結します。
例えば、7歳の時点ですでに歯並びの問題がある子どももいます。また、長期間にわたって定期的にメンテナンスを受けている大人でも、年齢や体調の変化で口の機能が低下することがあります。これらの問題に対応するためには、早期発見と適切なケアが欠かせません。
【未来の歯科医療へ】
100年という長いスパンで歯のケアを考えると、1人の歯科医が1人の患者さんをずっと見続けることは難しいかもしれません。しかし、歯科医療はチームで対応し、世代を超えて口の健康を守る仕組みを作っていく必要があります。
「人生100年時代」においては、どのライフステージにおいても適切な歯のケアが必要です。たかはら歯科医院では、お子さまから高齢の方まで、生涯にわたる口の健康をしっかりとサポートいたします。虫歯や歯周病の予防、歯の機能を保つためのメンテナンス、さらにはインプラントや義歯の管理まで、患者さま一人ひとりに合わせた最適なケアをご提供します。
ぜひ、たかはら歯科医院で定期的なチェックとメンテナンスを受け、長く健康な歯を保ち続けましょう。ご予約やご相談はお気軽にどうぞ!